お知らせ
2024.08.18
お座敷がやられてました🐜🐜
シロアリさん。また食べてました。
大切な床の大引きを食べ散らかし、フカフカのお座敷になってました。
湿気あるところにシロアリあり!
畳の下は上から順に荒床→根太→大引き→束となってます。
大体問題になるのは大引き。もしくは束です。下の方が地面の湿気を吸い込みやすいからだと思います。
お客様より畳の段差が気になるとのことで見てきましたが、座敷に立ってみると“下地の確りしていない感”が伝わってきました。最初は表面の荒床の張替えのみの予定でしたが、束から作り変えに変更になりました。
そのため工期が伸びてしまいお客様、大工さんにはご迷惑をかけてしまいましたが、予想外のシロアリ被害でしたのでご了承頂きました。
荒床を剥がしてみると、根太の間にも断熱材が入ってました!私の経験では初のこと。かなり朽ちていて撤去の際もかなりほこりが舞います。大工さんもかなり厳しい作業だったかと思います。
束まで撤去したら確り掃除。
撤去したものを新しい材料で作っていきます。
束は鋼製束を使います。根太を受け止めるところには擬音防止のゴムパッキン付き。高さも調整できる代物なので現代では非常に重宝します。
大引きと根太までやったらここで断熱材の登場。ウール系ではなく発泡スチロールのような断熱材(フクフォーム)を用意。フクフォームの規格サイズは根太のピッチに合わせられているので、上からはめるだけで隙間が無くなります。
ここまで来たら荒床を貼っていきます。今回は杉の荒床を使いますが、コンパネを使うことが多いです。
この上に畳を敷いて完成です。
上に立ってみると“地面との一体感”がありました。今回もやりがいのあるいい仕事をさせて頂きました。
最後までお読みいただき有難うございました。
店長 北澤秀平