お知らせ
2023.12.18
T様邸 蓄熱床暖房工事
日々寒さも増して師走の時期となってきました。
12月も中旬ですが、気温20度を越える陽気もあったり、一桁台まで下がる日があったりと
体が追いつきませんね・・・。
さて毎回ご紹介をさせて頂ている新築工事中のT様邸ですが、工事も順調に進んでおり
屋根も葺きあがりサッシも取り付けて、外観もだいぶお家らしくなってきました。
内部も木工事が進んで間仕切壁や天井が出来てきて間取りなどがハッキリしてきました。
以前の記事でもご紹介した「蓄熱コンクリート床暖房」の工事を行いました。
今回はチリウヒーターさんの「シルクライン床暖房」というシステムを導入しています。
まず基礎コンクリートの立上りと底版部分の内側にポリスチレン系断熱材を敷き詰めていきます。
隙間なく断熱材を敷き詰めた後にメッシュ状の鉄筋を並べていきます。
次に温水が循環する配管を通すために断熱材と土台の各所穴あけしていきます。
敷き詰めたメッシュ筋に耐熱ポリエチレン管を固定していきます。
パイピングした給熱配管に冷媒を流していきます。
鮮やかなピンク色で、配管の中を次々に流れていくさまが奇麗でした。
配筋の下にスペーサーをかってコンクリートを打設していきます。
この打設したコンクリートに直接床下地を貼っていくため、ここが一番重要な工程です。
定規を使い平らに均していきます。
コンクリートの打設後2~3日養生してから、実際にボイラーを接続して温めた不凍液を
約1週間くらい循環させ強制乾燥していきます。
T様邸では熱源にガス給湯器を選定頂いておりますが、このほかにも石油ボイラーや電気ヒートポンプ、
太陽熱集熱パネルを組み合わせるなども可能です。
全館暖房なのでどこに居ても暖かく、ヒートショックの心配がありません。
コンクリートを蓄熱体としているため、温めるまで少し時間を要しますが一度温まると冷めにくくジンワリと
放熱を続けます。
実際にこの全館暖房を導入している北澤社長の自宅にも何度もお邪魔して体感させていただきましたが、
いつお邪魔しても暖かく快適な空間でした。
輻射熱+蓄熱式の全館暖房は私の知る限り最強ですね!
お客様が実際に体感して頂ける日が楽しみです。
あと2週間ほどで2023年も終わりを迎えます。
来年にはT様邸も完成してお引渡しとなります。
年明けから工事も終盤に向かい忙しくなりそうですので気を引き締めて努めて参ります。
松葉