お知らせ
2023.06.27
瓦屋根葺き替え工事
周りには立派なお家があるけど、自分の家に帰ってくると...。
と、落ち込んだ表情を見せられたことがありました。
古民家にお住いのA様。
これまでは旦那様がお手入れをしてきたご自宅。ぐるっと見回すだけでどれだけ大切いされてきたのか伝わってきます。
今回の工事は瓦屋根の吹き替え工事。
塗装が必要なセメント瓦で葺いてありましたが、屋根の下時からすっかり傷んでしまっていました。
私からのご提案はガルバリウム鋼板での葺き替え工事。数百万というリフォーム工事の提案に当初は不安と緊張を隠し切れないお客様の姿がありました。これまでは旦那様が守ってきたお家です。奥様がひとりで判断するには相当悩まれたはずです。
ちょうど温かくなってきたころ、お家には足場が設置されました。
2週間かけてTVアンテナの撤去、瓦下ろし、下地の補強を行いました。
瓦下ろしが終わってからは雨との闘い。
10m×10mの巨大なブルーシートをめくってはかぶせて、めくってはかぶせて。
大工さん。ご苦労様でした。
大工さんが終わったら、次は板金屋さんの出番。
ガルバリウム鋼板を2週間ほどかけて葺いていきます。この頃には季節は少し温かい頃。
すなわち屋根の上はあっちっちであります。素手で屋根に触れれば、火傷するレベルです。
そんな中、サクサク作業される板金屋さんには脱帽であります。
先月末に工事完了。
最後に残材を引き上げに伺った際に、お客様がじっと屋根を見つめて綺麗になったわ~。とおっしゃって下さりました。
仕事のやりがいを強く感じました。
帰り際に、ししまるちゃんの犬小屋に新しい表札を付けてきました。(笑)
お客様との合作です。
御請求書の提出の時には終わってしまう...というなぜか寂しい思いにもかられたこのA様邸。
これからもお客様に自信を持ってもらえるような家づくりをしていきます。
最後までお読み頂き有難うございました。
北澤秀平