お知らせ
2022.10.30
建具スースー工事!
最近寒くなってきたわねぇ~。
とお客様。
せっかくヒーター買ったのに全然効かないのよ~!と。
襖が重くなり閉められないため、玄関からの冷気が入り込むリビング。
夏場もクーラーは効かなかったのかなぁ...。
襖が重くなってしまう、閉まらなくなる原因は主に二つ。
・戸車の劣化、破損
・鴨居(上枠の木材)の湾曲
今回は後者の鴨居の湾曲でした。
昔の四枚引き戸は二間(3.64m)も間をあけます。
何年も経つと鴨居が下がってきて建具が外せなくなったり、真ん中に寄ると硬くなったり。
良くも悪くも、昔のお家は何かとお手入れが必要です。
お客様に建具の調整工事の提案をさせていただき、早速着工することに。
今回は削るだけでなく、戸車交換と敷居(床面の下枠)にアルミのレールを取り付けます。
建具工事は大工さんではなく、建具屋さん。
ジャッキで軽く鴨居を押し上げ、建具を引き抜き建具の四方を削ったり掘ったりしていきます。
決して縦枠も床も鴨居も100%水平垂直ではありません。そのいびつな四方に合わせて建具を調節していきます。
この辺はまさに職人技。
三時間程度で建具の調整、敷居レールの取付が完了しました。
仕上がりはピタピタ。
動きはスースー。
本格的に冷え込む前にできてよかった...。
これで電熱線ヒーターも活躍してくれることと思います。
建具はメンテナンス、点検が必要です。丁番などの付随する金物には寿命があります。
金物の音が鳴る、扉の先が床をする。そんなことありませんでしょうか。
今一度ちぇっくしてみてください。
最後までお読みいただき有難うございました
北澤秀平