お知らせ
2022.04.08
カタロ通信289号(3月号)より
教えて、お家のいろいろ!
『 屋根や外壁の塗料について 』
外壁塗装は「家を守る」ための絶対に欠かすことはできない工事です。屋根や外壁の塗装を塗りなおそうと思うと、いろんな塗料があって、どうしたらよいのか、困りませんか? それと、これからは『遮熱塗料』がお勧めとのこと。塗料について調べることにしました。
塗料には、アクリル塗料、ウレタン塗料、シリコン塗料、フッ素塗料などの種類があります。
塗料は、色を付ける顔料、耐久性を決定する主成分の樹脂、防カビなど様々な機能を付与する添加剤、そしてそれらを溶かす溶剤で作られています。
「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」というのは塗料の材料として使われている合成樹脂を指します。塗料の耐久性
を決定するのに非常に重要な要素となります。
■アクリル塗料:耐久性が弱く、今では外壁に使われることが少ない。塗膜が固いのでヒビが入りやすく、倉庫や小屋、内装に使われ
ている。
■ウレタン塗料:価格、耐久性、機能性などにおいてバランスが良いことから万能塗料と呼ばれて、塗料の主流となっていますが、シ
リコンにはかないません。
耐久年数8~11年
■シリコン塗料:フッ素が一番グレードが高く、次に高いのがシリコン塗料。熱に強く、変 色劣化しにくく、水をはじく性質がある
ので汚れが付きにくく、ツヤがあります。
耐久年数12年~15年
■フッ素塗料 :塗料の中で特に寿命が長く、耐久性もあり、見た目も美しく高級感がありますが、コストが高いのがデメリット。
耐久年数15年~20年
■光触媒(ハイドロテクト)塗料:TOTOが開発した紫外線によって付着した汚れを分解し、 雨で洗い流すことが出来る技術を持
った塗料。耐久年数が特に長く、汚れ が非常につきにくく、有害物質を分解除去する作用があります。コストが
高いのがデメリット。
■遮熱・断熱塗料:太陽光に含まれる近赤外線を反射させ遮り、エアコン等の光熱費を削減できる。ヒートアイランド対策のために設
計されました。
環境負荷も軽減でき、高い耐久性を持ち、汚れにくい。
耐久年数10~20年
●塗料について補足
・耐久年数は、四季の日当たりなどその地域の特性、メーカーや塗料のグレードによっても 異なります。
・屋根は、太陽光と雨水に常にさらされ続けるため外壁よりも塗膜の劣化が早く傷みやすい
・木材は呼吸しており、塗料の耐久年数に関わらず塗膜が剝がれやすい。
・遮熱断熱塗料にもシリコンやフッ素といったグレードがあります。
塗料の主成分である樹脂によって、耐久性や価格が変わります。
それと、塗装は外壁だけではなく、雨戸や木部もあります。
部材によって塗料の耐久年数が変わってきます。
外壁塗装で失敗しないように、北澤工務店にご相談ください。