• おさむのひとりごと
  厳しい暑さが続きます。体調管理をしっかりして乗り切りたいですね。いかがおすごしですか。

幕末の水戸藩が生んだ傑人、藤田東湖をご存知でしょうか。烈公徳川斉昭に仕え、幕末の志士たちに多大な影響を与えた人物として有名です。常磐神社内には東湖神社もありますね。

幕末のあるとき、東湖の噂を聞きつけた吉田松陰はどうしても面会したいと、江戸の水戸藩邸に東湖を訪ねます。しかし残念ながら留守でした。東湖も松陰の英傑ぶりは知っており、松陰に手紙を書きます。松陰の魂に火をつけたとも言われるその手紙の一文です。

国難襲来す。国家の大事といえども深憂(しんゆう)するに足らず 深憂とすべきは人心の正気の足らざるにあり』

まさに現代に当てはまる言葉ではないかと思うのです。今、これほどに人々の心が乱れ、離婚は激増し、心の病が蔓延している。北朝鮮の挑発に脅かされているのに、政治は乱れ、マスコミはスキャンダルと品性のないスクープ合戦ばかりやっている・・・まさに国難ではないか。しかし藤田東湖の言葉を借りれば、それらはすべて『人心の正気の足らざるにあり』ということになる。私たちに矛先を突きつけているのです。

このままじゃいけない。もし何か問題を感じたり違和感があったら、やりましょう、動きましょう。感動とは『感』『即』『動』が語源だそうです。感じたら動く。いくら知識があっても理屈で正しくても動けない。その証拠に『知動』も『理動』もない。

『感じる』をわかりやすくいえば『気づく』だと思います。気づいたことをやる、動く。ゴミが落ちていることに気づいたら拾う。元気のない人に気づいたら明るく声をかけてあげる。お天道様が有難いなぁと感じたら手を合わせる。履物をそろえる。大きな声でおはよう!行ってらっしゃい!おかえり!おやすみなさい!そんな小さなことでいいと思うのです。積小為大です。それらが『人心の正気の足らざる』ものを補い、やがてよりよい世の中をつくっていくと思うのです。

歴史の中に生きる私たちが、次の世代にどんなバトンを渡していくのか。それを意識して生きるということは、ほんとうにほんとうにほんとうに、重要だと思うのです。

藤田東湖50歳。烈公を烈公たらしめ、幕末の志士に多大なる影響を与えた東湖は、安政の大地震で母を救うために火の中に飛び込み、絶命したと伝えられています。大人物の帰依するところは、やっぱりお母さんだったのですね。国難襲来す。国家の大事といえども深憂(しんゆう)するに足らず 深憂とすべきは人心の正気の足らざるにあり』と志士を喝破し、母を救わんとして火中に飛び込み絶命。そんな激しい人生を駆け抜けた藤田東湖に学び、学んだことを実践して行きたいと思います。

さあ!!8月は富士登山月間です。今年は毎年一緒に登っている仲間と富士登山、高校時代の同級生と50歳記念富士登山、そして北澤工務店ゆるゆる富士登山の3回登山。毎回毎回異なる体験と学びをいただく富士登山が私は大好きです。また改めて報告させていただきます。

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